2010年3月 7日

蟹供養祭

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宮城県名取市に全国でも珍しい蟹を祀る、蟹王山智福院というお寺があり、500年前から伝わる蟹伝説があるといいます。その昔、智福院の近くに大きな農家があり、そこに住む下働きの少女が近くの「萩の倉池」という澄んだ泉で米を洗う時に、池にいる蟹たちに米粒を与えていましたが、いつも少女が米を洗いに来るので蟹たちも水際に現れるようになりました。ある日、田仕事をしている人達に昼飯を持って行く途中の橋で美少年に行く手を阻まれましたが、笠を取られてそのまま逃げ出し、田仕事の人達の所へ急いで向かいました。帰り道、同じ場所に落ちていた笠を拾おうとしたところ、なんと大蛇がとぐろを巻いて待ち構えていたのでした。少女は一目散に逃げますが執拗に追いかけて来る大蛇。少女は近くの智福院に逃げ込み経びつに隠れていると、しばらくしてガサガサと音が聞こえ出し、大蛇がのた打ち回っており、どこから現れたのか数十匹の蟹が大蛇をズタズタに切り裂いていたのです。おかげで少女は難を逃れ、これは蟹の恩返しとして今に伝えられている、というお話です。
現在もその伝説の蟹を祀っている智福院が今月、蟹供養祭を行います。その供養祭に使用する蟹のご用命を智福院のご住職より承りました。有り難うございました。

写真は智福院にある大蟹の石像です。写真と伝説の文言は「みちのく悠々万歩計」様より転載、引用させていただきました。

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